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プロフィール
ちゅうぶ加藤
ちゅうぶ加藤
1957年生まれ。
伊藤忠商事㈱勤務を経て、1994年中部建設工業㈱入社。
2003年に社長に就任、現在に至る。

旧山古志村の闘牛場

2017年08月25日

 ちゅうぶ加藤 at 18:26  | Comments(2)
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震。
その際に応急危険度判定の要請を受けて被災地に社員を派遣したことがありました。

被災地が大混乱の中、ご縁を頂いて長岡市、十日町市、旧山古志村で住宅を建築させて頂きましたが、昨日は築10年の定期点検に行って参りました(検査はスタッフ、私はお客様とお茶)。皆様お変わりなく元気に過ごされており、5年振りの再会で当時の思い出話に花が咲きました。楽しかった。

途中時間調整で、山古志の闘牛場に行ってみました。








山古志の闘牛って、歴史があるのですね。

パネルの中に南総里見八犬伝で紹介されていることに驚きました。

~~~~~~~~~~~~~~~~
観る者 さながら酔えるが如く、
惘念として食を忘れ、
愕然として肝を落とし、
日の傾くを覚えずして、奇なり妙なり、
と称える声は、
かのこがらしに鳴る海の如く、
又遠山の雷を聞くに似たり。
実に是、
北国中の無比名物、
宇内の一大奇観なり。
~~~~~~~~~~~~~~~~

すごいです!  


横浜マンション傾斜問題

2016年09月20日

 ちゅうぶ加藤 at 09:48  | Comments(0)

横浜都筑区のマンション、建て替えが決まったようですね。

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%85%a8%e6%a3%9f%e5%bb%ba%e3%81%a6%e6%9b%bf%e3%81%88%e6%ad%a3%e5%bc%8f%e6%b1%ba%e5%ae%9a%ef%bc%9d%e5%82%be%e6%96%9c%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e5%95%8f%e9%a1%8c%e2%80%95%e6%a8%aa%e6%b5%9c/ar-BBwkud9

区分所有者635の内、633が賛成。建て替え期間中の補償など、その後の対応が十分に為されたものと拝察致します。

マスコミ報道は話題性がないと採り上げられないものですが、その後の経緯や建て替え工事のやり方を是非報道してほしいと思います。

言うまでもなく、このマンション傾斜問題で建設業全体の信用が随分毀損されました。販売業者、元請建設会社、下請専門工事業者等の関係者は地盤調査を再実施して当初の問題を検証、情報公開することが期待されます。それがないままでは、「お金で解決したのだからいいだろう」という印象だけが残ってしまいます。  


地方創生と移住希望地域ランキング2015

2016年02月26日

 ちゅうぶ加藤 at 19:15  | Comments(0)

「地方創生」の重要性が高まっています。以前、読売新聞が一面に「東京がブラックホール化」というショッキングな記事を載せたことがありました。東京の活力は地方から若者を集め続けてきた恩恵であるが、地方が疲弊し、東京に向かう若者の数が減少すると、東京は自らを維持する力を失って荒廃してしまう、というものです。東京一極集中の是正は、地方にとっても都市にとっても、つまり国全体にとって喫緊の課題であるという訳です。

地方は東京の人材養成所、という議論もあります。子どもが社会人に育つまでに親が支払う諸々の費用を「経費」として捉えた場合(勿論、その本質は経費ではありませんが)、数百万円からもう一桁大きい金額になると考えられます。そうして一人前になった子ども達が地元から東京の企業に勤めることは、人材養成所のようなものでないかというもので、私はこれはもっともな話だと思います。この視点から、東京の企業で稼いだ利益の一部は地方に還元してもいいではないかという議論につながるという訳です。

さて、「地方創生」概要は、石破大臣がまとめた資料が分かり易いと思われます。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouginoba/h26/dai3/siryou3.pdf#search='%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%89%B5%E7%94%9F%E3%81%A8%E3%81%AF'

様々な資料や専門家の見識がつまった内容ですので、素人が簡単に批評できるものではないのでしょうが、それでもあえて自分の感想を、地方の活性化の部分に限って、述べさせて貰います。

①地方はもっと知恵を出せ、工夫をしろ。自ら変わる努力をするところを国は助けるよ。…まあ、そんな風に読めなくもありません。確かにそういう側面もあることを認める一方で、現状の法律(規則、規定)、税制の中で、効果があるのかなと思えます。

②上記①の中で、特にこの一点。地方に会社移転(全部でも法人機能の一部でも)を促す圧倒的な税金軽減政策が欲しい、と思うのです。地方には魅力ある職場が少ない、これが地方の抱える根本の問題ではないでしょうか。

ところで、先日ふるさと回帰支援センターが毎年実施している「移住希望地域ランキング2015」を発表しました。

http://www.furusatokaiki.net/wp/wp-content/uploads/2016/02/6364b6aafae77dbfa0b2503269d75f3c.pdf

各県の順位を分かり易くまとめ直すと、こんな感じになります。


長野県、すごいですね。過去5年間に人気ベスト10から1回でも外れたことがない県は長野県だけです。「移住をするなら長野県!」と思ってくれる人が多いということは本当に嬉しい。県の広報活動も頑張っているのですね(拍手)。

観光にスポットをあてた、こんなサイトもあります。長野県の魅力は「まるごとリゾート 信州」。
http://www.hokurikushinkansen-navi.jp/

実は昨日、日本銀行長野事務所長のご講演を聞く機会がありました。演題は「2016年の経済展望」、今年の見通しは明るいという元気をもらえるお話でした。懇親会の席で、この移住希望地域ランキングについてご見識をお伺いしたところ、次のようなお話を聞けました。

①移住希望地として長野県が人気ということは大変よいことだ。
②しかし、移住者の数は限定的で、長野県の人口は減少の一途をたどっている。
③定年を迎えた知り合いが長野県に移住した。半年くらいはイメージ通りの生活ができたものの、また古巣に戻ってしまった。
④移住に対する男女の意識の差がある。20~30代は男女ほぼ同じだが、それより上の世代では、男性が移住に積極的で女性は消極的。移住者に対する目線が男性対象になっているような気がする。移住を考える女性が満足する環境を考える目線がもっと必要でないか。

長野が元気でいるためには、若者がここに留まること、他県から観光や移住でここに来てくれることが必要です。税制など政治に期待したいこともありますが、自分でできることは何であれやってみようと、あれこれ考えています。
  


終のすまい

2016年02月22日

 ちゅうぶ加藤 at 18:33  | Comments(0)



ネットに出ていた写真のタイトルが「終(つい)のすまい」。家の写真ではないのに「すまい」。何となく気になって保存していました。さみしいタイトルですが、写真から伝わってくるのは長年連れ添った夫婦の絆や互いの思いやり。

いいな、と思います。

昨年ハウジング・ライフ・プランナー(HLP)の講習を受けて色々勉強させてもらいました。 文字通り、住まいと生活をプランニングすることです。

一般的にマイホームを建てるのは子どもが勉強部屋を必要とする小学校に上がる頃が多いですね。家族の夢と思い入れの詰まった新しい家で子どもがすくすくと育ってゆく中に、その時々の記憶は家の風景と一緒に刻み込まれてゆきます。

やがて子ども達が独立、結婚となったとき、…自分の年齢、子どもの数や働く場所で、様々な生活のケースが考えられます。二世帯で暮らす、近くにアパートを借りる、子どもが長野を離れたり、転勤族となって、当面は夫婦二人になる、など。 どういう形になったにせよ、人生を豊かに暮らすためにどういう生活をするかの視点は大変重要なことです。



従前は、55歳~65歳で子育て・就労年齢が完了したら、男性に関する限り人生もほぼ終わりといって差し支えありませんでした。しかし、今や人生85年時代においては、子育て・就労が主である時期(人生Ⅰ)と、そこから天寿をまっとうする時期(人生Ⅱ)の長さが近づいて来ています。二つの時期は同じ価値を持った人生の一部であり、若年・高齢といった決めつけとは無縁です。

人生Ⅱの主なケースとしては、次のようなものが考えられます。
①二世帯(三世帯)が一緒に暮らしている。
②子世帯は長野地域にいるが、親世帯とは同居していない。
③子世帯は長野を離れ、他県など遠隔地で生活している。

①のケースは、嫁と姑、あるいは婿と舅の関係で、気をつかう大変さはあるでしょうが、家族のあり方としてはひとつの最高の形です。この場合は、HLPなど余計なお世話かも知れませんね。

②のケース。これはこれで悪くないと思うのですが、HLP的には要検討です。まず子世帯がアパート住まいの場合、いずれ子世帯は手狭になり、逆に親世帯は広い家を持て余すようになるかも知れません。日本人の中には「いったん家を買ったらそこに住み続けるもの」という意識が根強いと思いますが、ここで発想を変えて、「親世帯が建てた家を子世帯に住んでもらい、自分たちは老後をより快適に生活するために、交通アクセスが良くて、コンパクトな家に移り住む。」と考えては如何でしょうか。アパートでも構いません。子世帯が払っていたアパート家賃を親に払えばいいのですから。子世帯が家を新築する場合は、親世帯の家はいずれ処分される前提ですので、勿体ないし、淋しいですね。

③のケースでも②と同様の発想で、今の家を第三者に賃貸して、その家賃で、より利便性の高い場所に移る方法が考えられます。

持家の有効活用を考える場面は、今後一層活発になるかも知れません。その時に重要なことは、このブログに書いてあるように「基本性能の高い長持ちのする家」を建てることです。現在国土交通所の支援のもとで、「移住・住みかえ支援機構」というところが、マイホーム借上げ制度など様々な生活応援をしています。若い方から年配者の方まで、人生の様々な状況に応じて実りあるライフスタイルとなるよう研究してみることもよろしいかと思います。
  


黒板のある家

2016年01月29日

 ちゅうぶ加藤 at 19:20  | Comments(0)

ちょっと計算したり、地図を描いたり、デザインしたり、メモをする。…そんな時、皆さんは何を使いますか?

普通は紙に書くのでしょうが、家に黒板を置くのは如何ですか?




家族が揃って考えたり、確認したりするにはもってこい。また一人勉強をして考えが行き詰まったときなど、黒板を使って考えれば新しい発想が出てくるかも。

政治家を輩出する名門鳩山家(一人宇宙人が誕生して味噌をつけてしまいましたが、それは横に置いて)。その勉強法は高く評価されています。極意をまとめると…

①環境の法則・・・親は勉強を強制しないで“仕掛け人”となる。
②意欲の法則・・・どうせ勉強するなら遊びにして楽しく。
③自信の法則・・・勉強すること、合格することを当たり前と考える
④集中力の法則・・・声など五感をフル動員させる。
⑤記憶の法則・・・覚える為に、自然な繰り返しを演出する。
⑥能率の法則・・・能率を上げる為、答えはどんどん先に見る
⑦理解力の法則・・・「全体」から「部分」への順番で勉強する。




鳩山家の居間には大きな黒板がおいてあり、子ども達は互いに先生になったつもりで、その日に習った内容を相手に教える「再授業」をしたそうです。質問され、答えに詰まると「明日までに調べておきます」と言い残し、復習。「説明できないのは理解できていない証拠」という理にかなった勉強法は毎日続けられたようです。

覚えにくい英単語や漢字、公式なども板書しておく。「黒板をチラチラと見ていると1週間もたてば頭に入る。視覚に訴えるんですね。ノートに小さい字で書くより、黒板に大きな字で書いた方が早く覚える」と鳩山由紀夫氏は振り返っています。

また弟の鳩山邦夫氏も黒板を使って勉強したことを伝えています。

http://family.president.co.jp/blog/online/10077/

勉強に限らず、家に黒板があると子どもの発想力を高めたり、家族で一緒に考えたり、コミュニケーションを円滑にする抜群の効果があるんだろうと考えています。

「黒板のある家」…「すくすく育つ家」シリーズのひとつです。
  


技術革新

2016年01月15日

 ちゅうぶ加藤 at 12:05  | Comments(0)

今は社会人になっている息子がまだ小学生の頃に、ご縁があって長野市スキースポーツ少年団(スポ少)に入団させてもらいました。それが私のスキー再開のきっかけになりました。伊藤忠で同好会スキー部に入り、映画「私をスキーに連れてって」の頃には毎週のように夜行バスに揺られて苗場、志賀、白馬へ出かけ、ポール練習に励んだ日々でした。その頃の写真です。んー、若い。ピッタリパンツ、セーターの上にゴアテックスの上着が一般的。スキー板はヤマハのパラマウント195cm、結構名品でありました。



その後、常夏の国インドネシア駐在があったり転勤があったりでスキーから暫く離れていましたが、14~15年振りの復帰となったのでした。問題は、スキー板がカービング・スキーに変わったこと。スポ少の先生からは「昔、レースなどバンバンやっていた人は、その滑り方のクセが抜けにくい。カービング・スキーは全く別物と考えて、いちからのスタートと考えて下さい。」と言われました。

私のスキー板の変遷の写真です。左はまさにそのパラマウント…断捨離できずに倉庫に眠っていたものです。形も長さも違います。



カービング・スキーを最初に買いに行ったとき、店員さんに「今のスキー板って、ミゾがないんですか?」と質問したら、「ミゾって何ですか?」と逆に聞かれてしまいました!…これがミゾです。



カービング・スキーの登場によって、「以前オリンピック選手のような一流スキーヤーがしていた滑りを、一般人がお手軽にできる」と言われています。回転しながら加速してしまうのですから。

ちなみにウィキペディアでは
~~~カービングスキー (Carving Skis) は、カービングターンが容易に行なえるように1990年代に開発された、アルペンスキー用のスキー板。カービング (carving) とは「削る」「切る」の意。
元祖と言われているのは1992年にオーストリアのスキーメーカー・クナイスル社が発売した「ERGO(エルゴ)」。本来はレーサーのトレーニング用やお遊び用のセカンドスキー的な扱いであったが、1999年頃からスラロームタイプのカービングスキーが発売されたことでシェアを拡大。現在では製造されているスキー板の全てがカービングスキーであり、テニスラケットやゴルフクラブのような用具の進化による技術の大幅な変化が起こっている。~~~

身の回りの製品は全て、年々改良が進んできています。その変化の中でも、「技術革新」と呼べる大きな変化がありました。
●スキー板…カービング・スキーの登場
●テニスラケット…デカラケ、厚ラケの登場
●ゴルフクラブ…パーシモンからメタルウッドの登場
●携帯電話…スマートフォンの登場
●クルマ…ハイブリッドカー、電気自動車
●ビル…鉄筋とコンクリートの組合せ  などなど。

その意味で住宅には「革新」の時代はあったのだろうか?…あえて言えば藁ぶき屋根、土壁がトタン屋根、石膏ボードの登場ですか。住宅も確かに年々進化を遂げていますが、ある技術によって急激に大きな変化が起きることはなかったように思われます。

でも、ひょっとすると今から住宅に変革が起きるかも知れません。キーワードはHEMSではないかと考えています。  


横浜都筑区マンション傾斜問題(2)

2016年01月07日

 ちゅうぶ加藤 at 14:38  | Comments(0)

新しい年明けとなりました。本年もよろしくお願い致します。

新年の最初の話題はずっと気にかけていた問題について。12月26日の日経新聞によると、杭打ち工事のデータ改ざん問題で、国土交通省の有識者委員会が次のような中間報告を提出したようです。



=====
有識者委は傾いたマンションの施工状況を検証し「杭到達の判断は下請け任せだった」「データ流用を許容する業界や企業の風土があった」と指摘した。
その上で再発防止策を検討し「固い地盤の深さが分かりにくい場合は元請けが工事に立ち会う」「下請けが定期的に施工データを元請けに報告する」などの規定を国交省の施工指針に盛り込むよう求めた。
一方で、横浜市のマンション以外で施工不良の疑いが生じていないことを挙げ「データ流用と安全性の関連性は低い」として、建設業法などの改正の必要性には言及しなかった。
=====

「そんなぬるい対応で実効性はあるのか」という批判も出ていますが、私は今回の有識者委の判断は至極妥当なものだろうと思いました。「あつものに懲りてなますを吹く」ような安易な法改正をすれば工期の長期化やコストアップにつながり、そのしわ寄せは結局消費者に転嫁されるからです。

一方で、この問題がこれで幕引きになるのだろうか?と考えたりします。建設業に身を置く自分でも「スッキリ」しないので、一般の方々は不安でしょう。色々な意味で不信感を持たれる人も出ているでしょう。

何故「スッキリ」しないのかを少し整理してみますと…
①かつての姉歯事件~構造計算書偽造問題と今回事件との扱いの違い。最終的に住民(購入者)に対して建替え等の経済的な損失補填ができるか否か、これが一番大切な要素であることは間違いないが…お金で解決できればそれでよいという問題ではないだろうと思うこと。
②「データを流用したこと」と「実際に杭が地盤支持層まで届いていなかったことを知りつつ(あるいは見落として)工事を進めたこと」とは全く別次元の話であるが、それが混同されている、又はあえて曖昧に扱われていること。
③下請けの杭工事担当者は杭未到達について故意だったのか過失だったのか明らかでないこと。
④同様に元請けの監理技術者(現場監督・所長)も杭未到達について知らなかったのか知っていても知らぬふりをしていた(黙認した)のか明らかでないこと。
⑤マンションの売主(三井不動産レジデンシャル)、工事元請会社(三井住友建設)、下請け杭工事会社(旭化成建材)、それぞれの責任所在が不明。責任のなすり合いにも見えること。

今回事件で驚いたことは、下請けの旭化成グループから謝罪が始まったことです。順番が違いますね。事件が発覚した時点で真っ先に謝罪をしなければならない当事者は売主です。自分が売ったマンションじゃないですか。前面に立って住人と対応する責任がある立場でしょう。

次に売主と元請との問題の所在確認と対応策、そして損失負担の話し合いです。何故今回のような問題が出て来たのか…、ボーリング調査はきちんとしたのか、適正な工期が設定されていたか売主が無理強いをしなかったのか、工法は妥当だったのか、等々です。
最後に元請と下請けとの間で杭未到達の原因調査と損失負担の話し合いとなるものではないでしょうか。

自分の会社に置き換えて考えると、もし当社が元請けで建築した建物に瑕疵が発見されたとき、お客様に対して「いやあ、これは下請けが悪いんです。下請けに対応させますから。」なんて言える筈がないでしょう。元請はお客様に対して全責任を持つことが当たり前。自分はお客様に選ばれて、下請は自分が選ぶ会社ですからね。

建設という仕事は、カタログ商品がなく(ひとつとして同じ環境、同じ条件の工事はありません)、まさに「無」から「有」を創るものです。このため建設業者は工事をするための資格やガイドラインを建設関連法令、通達、告示等々で厳しく規制されているのですが、建設会社は規制があるからそれに従うだけというものではないのです。我々が大切にするものは何だと思われますか?…それは、元請と下請が一緒になっていいものを造ろうとする「矜持」だと私は思います。そういう意味で、今回の中間報告では、建設業法改訂という縛りを強めるのでなく、建設業者のモラル向上、良心に改善を委ねてくれたことを評価したいと考える訳です。

  


障害者福祉への寄付

2015年12月15日

 ちゅうぶ加藤 at 19:33  | Comments(0)

先月行われた「ちゅうぶ感謝祭」はお陰様で大盛況でした。先週木曜日に長野市加藤市長を訪ねて、お祭りの収益金を障害者福祉のために寄付させて頂きました。




10年にもわたって続けて来れたのは、バザー品を提供して頂いた皆様と献身的に準備をしてくれた社員のおかげです。関係する全ての方々に改めて「感謝」です。ありがとうございました。  


献血活動の記念品

2015年12月14日

 ちゅうぶ加藤 at 18:35  | Comments(0)

今日は献血に行って来ました。



建設業協会では10年くらい前から年に2回、団体申込で献血活動を続けて来ています。1回あたり60~70人が時間帯を調整して献血するので、人数も多く効率的にできると喜ばれています。

私はかなり注射針が苦手で、献血なんて考えもしていなかったのですが、当時協会の役員を仰せつかっていたため、否応なし(?)に参加する羽目になってしまい・・・何と!今日で回を重ねて17回目となりました。最初は200ccがやっとでしたが、3回目から400ccになり、すっかり献血「常習者」になっております。

継続的に献血をするひとには記念品がもらえることになっています。ネットで調べてみると
(1)献血10回に到達した方 ・・・ガラス器(青色)


(2)献血30回に達した方  ・・・ガラス器(黄色)


(3)献血50回に達した方  ・・・ ガラス器(緑色)


(4)献血50回到達者で以後50回毎に到達した方 ・・・ ガラス器(紫色)


(5)献血50回以上の献血者で満63歳を迎えた後に献血をした方 ・・・感謝状

すっかり忘れていたのですが、家で冷酒を少し呑むときに使っていた青い「ぐい飲み」は献血10回の記念品だった!69歳までは献血がOKとのことなので、年2回のペースでゆくと・・・黄色のガラス器どまりですかね。  


町並み

2015年12月10日

 ちゅうぶ加藤 at 18:00  | Comments(2)
以前の職場の後輩がイタリアに出張して、アーゾロという小さな町(村?)の写真をFacebookにアップしています。何枚か掲載させて貰います。











彼の言葉を借りれば、「町並みを維持するには、お金や手間ひまが要ると思いますが、それにも増してそこに住む人々の意志のようなものを、何となく感じます。」…欧州人と一括りにはできませんが、彼等は凄いですね。

町並みの素晴らしさは「景色の統一感」が大きく影響します。日本は個人の権利意識や自由度が高いためか、部分的にはいい建物があっても全体的にはちぐはぐな景観が多いように思います。仕事にしてもスポーツにしても、日本人はチームの勝利の為に力を合わせることが得意な国民ですが、街作りになると全然冴えないのは何ででしょうね?

ところがその気になればできるのです。景観条例です。以下は軽井沢町HPよりの抜粋。
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長野県を代表する景勝地である軽井沢町は、浅間山麓景観形成重点地域の指定を受けて、景観の特徴などに合わせてきめ細かな施策を実施しています。
そのため、建築物(延べ面積20平方メートル以上)、工作物の建設、土地の大規模な造成などは、届け出が必要となり、自然環境に配慮していただいています。
また、道路や橋など県や町が行う事業は、率先して景観形成に努めなけれはなりません。町民自らも県の助言や指導のもと、景観形成のためのルールとして『景観形成住民協定』をつくり、それを守っています。
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面倒くさいことはその通りですが、景観を大切にして作られる町並みは、その地域の価値を高めることになりますよね。

一般の地域での住宅のデザインでも、個人の自由と町並みのバランスをとることはとても大切だろうと思っています。これは個と公が相対する場面で、日本人の生き方そのものにも通じるものかも知れません。